情報レンジャー 試験運行開始!

9月6日(火)

9月5日(月)〜9月12日(月)岩手の最北端から福島の最南端まで、情報レンジャーが走行します。
10月からの本走行(丁寧に情報を集めながら発信して行く旅)に向けた〈試験走行〉です。

 

(助けあいジャパン・情報レンジャーカー)
 
先ず最初に、仙台市にあるせんだい・みやぎNPOセンターの布田さんにお話を伺いました。
せんだい・みやぎNPOセンターは1997年に設立された民間の市民活動支援組織で、現在はみやぎ連携復興センターの運営にも携わり、復興支援活動に関わる様々な団体の連携を推進しています。
例えば「みやぎNPO情報ライブラリー」には地域のNPO約160団体の情報が登録されていて、助成金などの支援とそれぞれの活動団体を仲介し連携を促進するしくみとして役立っているそうです。
現在被災地支援に関わる団体の間の情報共有や連携が進んでいますが、知名度が低く、地域のNPOのいない地域での復興支援が課題となっているそうです。
布田さんからは、宮城県で活動する地域の団体の方をご紹介いただけることになりました。

 

(せんだい・みやぎNPOセンターの布田さん)
 
続いて仙台市民活動の拠点となっている「仙台市市民活動サポートセンター」を訪れました。
サポートセンター(通称「サポセン」)は1996年に仙台市によって設置され、市民活動の活性化や市民・企業・行政の協働のまちづくりの推進のために活用されている施設です。
震災復興支援活動情報「サポセンかわら版」を発行したり、復興支援に関わる市民活動団体・NPOに無料で会議室を貸し出したり(9月30日まで)とさまざまな支援をしています。
サポートセンターの菊地さんのお話にお話を伺ったところ、最近は、被災者が探した民間賃貸住宅を仮設住宅として認めて補助金を出す「みなし仮設」に暮らす人たちについての状況の把握とその一元化が課題となっているそうです。行政が調査を進めているそうですが、仙台市内で約8,000件あるといわれる「みなし仮設」全体を把握するにはまだしばらく時間がかかる見込みとのこと。

 

(仙台市市民活動サポートセンターの菊地さん)
 
一方、地域に役立つ情報を自分たちの手で発信していこうという動きも活発化しているそうです。
「地域新聞」と呼ばれるコミュニティー新聞を被災者自らが作成するというケースがちらほら現われはじめているとのこと。被災地の方の活動を全国の方に届けるために是非助けあいジャパンをご活用くださいとご案内させていただきました。

 

(高砂市の方がつくった「たかさGO新聞」)
 
午後には仙台を離れ岩手県最北端のまち洋野町に向かいました。
被災地で情報発信を行なっている方と直接出会いたいという気持ちでインターネットで調べてみたところ、洋野町の情報を発信している麦沢忠美さんのホームページに辿り着きました。
麦沢さんのブログには震災後の洋野町の復興に向けた動きがていねいに紹介されていて、是非会ってみたいと早速連絡をとってみたところ、突然の連絡にも関わらずお時間をいただけることになりました。

 

(麦沢忠美さん)
 
麦沢さんがブログを始めたのは約3年半前。
はじめはジョギング時に撮影した写真を掲載することを日課にしていましたが、次第にブログを通じて地域の魅力を伝えていきたいと考えるようになり、現在は洋野町の情報を発信するサイトとして地域の多くの人たちに親しまれているそうです。
震災の日、麦沢さんは避難した高台から津波の様子を写真にとり、ブログに掲載しました。
すると、洋野町に関心のある人たちからのアクセスが集中し、以降、これまで以上に多くの人たちに読まれるサイトになったとのこと。
今回の震災では、地域の産業を支えてきた鮭ます孵化場やウニ栽培センターが津波の被害にあったそうです。
一日もはやい復興を祈って、麦沢さんは震災以降、これまで訪れることのなかった土地にも足を運び、復興の様子を記事にして配信しています。
洋野町は西に高原を東に海を持つ豊かな自然に囲まれたまち。
日本で唯一潜水夫を養成する県立種市高校があり、伝統技術「南部もぐり」で知られています。
洋野町の魅力を多くの人に伝えたいという麦沢さん。
地域の名産・天然の海鞘(ほや)を勧めていただき、天然ものならではの風味と歯ごたえに、会話と共に食欲も進む楽しいひとときとなりました。

 

(麦沢さん自慢の天然の海鞘(ほや))
 
麦沢さんが一日も欠かすことなく更新している「洋野町発信」はこちら

明日は麦沢さんのご紹介で、久慈市の「もぐらんぴあ まちなか水族館」を訪れる予定です。
 
 
(情報レンジャー@助けあいジャパン)